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2018.04.26更新

こんにちは

庄井歯科医院 副院長です。

 

「歯磨きは食後30分は避ける」

という情報を聞いたことがあるかもしれません。

 

これは正しいのでしょうか・・・fun

 

実はこの話は、「酸蝕症」に対する注意がもとなのですbibibi

 

「むし歯」は、むし歯菌が食事中の糖質を分解して酸を産生し、歯を溶かす病気

食事を始めてから3分くらいでむし歯菌によってデンタルプラーク(歯垢)中の酸性度が下がり、

食事が終わってから40分ほどで唾液の作用により元に戻ります。

 

一方、「酸蝕症」は、酸性の飲み物や食べ物が直接歯にダメージを与える病気で、

「むし歯」のメカニズムとは違うのです。

 

 「食後30分は歯磨きを避ける」というのは、酸蝕症に対する注意で、

その内容も「食後」ではなく「酸性食品を摂取した直後」、が正しい表現なのです。

酸性の食べ物や飲み物を摂ったら、なるべくすぐにお水やお茶を飲んだり(お口全体にいきわたらせるように)、うがいするなどしてお口の中の酸性度を緩和させましょう。

 

むし歯予防のためには、「食べたらすぐ磨く」がおすすめですnico

 

歯ブラシ

投稿者: 庄井歯科医院